2013イオン心をつなぐプロジェクト①

2013イオン心をつなぐプロジェクト①

皆さん、こんにちは。マックスバリュ関東の松坂でございます。
今回は2013年度に実施した「イオン 心をつなぐプロジェクト 被災地支援のボランティア活動」に参加された当社従業員のコメントをご紹介いたします。この年のボランティア活動は、住宅の片づけ作業・草刈り作業・側溝の泥出し作業など生活する上で非常に重要な作業がメインで行われました。数多くの従業員が参加されましたが、その中でコメントを頂戴した方のご紹介をいたします。

(1) 本社勤務 Uさん
被災地への支援活動は、息の長い取り組みが必要です。震災発生から既に3年近くが経過し、解決すべき課題や抱える問題も、時間と共に変容しています。決して一過性の取り組みに終わらせてしまってはいけません。「一人一人は微力ながら、自分にでもお手伝いできる事は何だろう?」。より多くの方々と考え、実行に携わりたいテーマです。昨年もボランティアに参加して、私が自分自身をつくづく戒めたことは、「決して全部分かったような気にはならないこと!」。私達がボランティアで汗をかき、この地へどんな想いを馳せたとしても、被災された方々と全く同じ気持ちになれることは絶対にありません。同じ気持ちになれると思っていたとしたら、それはむしろおこがましいのかも知れません。だからこそ、「人の気持ちにそっと寄り添う」。そんな態度が必要だと思います。この小さな心がけを片時も忘れず、私も皆さんと一緒に復興支援と向き合っていきます。

(2) 店舗勤務 Fさん
2013年10月2日から陸前高田のボランティアに参加しました。岩手出身であるのに、もっと早くボランティアに参加するべきだったと思いました。震災から2年が過ぎたにも関わらず、未だ更地のまま、手付かず状態の街。声が出ませんでした。又、語り部の方の話でもびっくりする事が沢山。自然災害の他にも人的災害も語りつくせぬほどあったと聞きました。報道されていない事が沢山です。復興するにあたり、環境を整える事はもちろんですが、観光に来て、地元の店舗などを利用する事も復興の手伝いになると聞きました。来年も参加の機会がありましたら、どのように変ったかを知りたいと思います。今回参加した事でイオングループの方々との交流ができた事も良かったと思っています。

(3) 店舗勤務 Iさん
2013年11月6日から福島県南相馬市のボランティアに参加しました。原発20kw圏内の農家の片付けを約30名で6時間掛けて行いました。まだ線量が高いです。又、宮城県亘理地区(ほぼ全域が津波で流されてしまった)で30万本の植樹プロジェクトのお手伝いを通して、少しでもボランティアの基本を再認識できました。皆さまもご参加していただきたいと強く感じました。
他、多数の皆さんからのコメントを頂戴しておりました。あれからもう10年が過ぎましたが、このことはご自身の経験だけに留めることなく、皆で伝えていく必要があると感じます。建物被害などの復興はかなり進んでいると思いますが、心の部分は正直なところ分かりかねます。私たちは、出来る限り何らかの取り組みを継続していくことで「皆の心がつながること」を祈っております。
今回はこれにて失礼いたします。
それでは、また。

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