【最終回】買物体験型スーパーマーケットへの道のり

【最終回】買物体験型スーパーマーケットへの道のり

こんにちは。マックスバリュ関東の松坂です。皆さんお元気でしょうか本日は第6回目の「買物型体験スーパーマーケット」への挑戦秘話、最終回です。本日お楽しみいただきたいです。
経営的に非常に厳しい数年間を過ごした当社は、様々なリストラクチャリングやチャレンジを行い、直近の3年間は会社目標を連続達成してまいりました。綺麗な言葉で語ってはおりますが、非常に苦しくや辛いこともありました。社会人ですから仕事で成果を上げることは当然ですが、困難であるのも事実。自分の実力以上のことも求められる場合もありますから、人によっては不満・不安・自信喪失になることも多くあったと思います。でも「結果が全て潤す」というのも事実。どんなに厳しいことも、目標を達成すると全てを洗い流してくれました。そんな3年間でも、現在に奢ることなく今後の更なる成長を遂げるために何が必要かも協議し続けました。そして大きな決断に踏み切るきっかけとなったのは、社会的な環境の変化です。「大きな自然災害があるたびに税金を上がる」「同一労働同一賃金など、日本的な給与体系制度からの転換が求められる」「少子高齢化により、社会保険料の増額」、そして「業界内の競争激化」という課題認識です。「マックスバリュ関東らしさ」をお客さまに喜んでいただく為、そして会社が成長し存続する為に数多くのディスカッションを交わした結果、スーパーマーケット発祥の地であるアメリカの先進的なスーパーマーケットを実際に学びにいくことになりました。2020年の1月末から1週間かけて数十名の幹部社員と会社関係者がアメリカに渡航し、日中は数十店舗の先進的なスーパーマーケットを見学し、夜間は勉強会の連続(一切遊び無しです笑)。基本的には起床→店舗見学→勉強会の毎日。個人の裁量で早朝に散歩、夜間に食事に出かけることぐらいは出来ましたが(笑)。アメリカでの学びは非常に大きなものでした。「フードコートでゆっくり食事をしながら家族との会話を楽しみ数時間かけて大量の買物をされるお客さま」「カラーコーディネートされた商品陳列やアツアツのお惣菜が食べられるなどの”五感”に訴える商品提案」「好きな量を好きな分だけ、そして自分好みに調理してもらえるサービス」「劇場のような空間を楽しめる店内」等、国民性もあるのかもしれませんが、”買物するよろこび”が店内の様々な場所で提供されておりました。
帰国後、数カ月間において様々な議論や研修、従業員への方針発表や面談を経て、当社の新しい取り組み「買物体験型スーパーマーケット」を当社の“一番店“である千葉県千葉市緑区にあるマックスバリュおゆみ野店で行うことになりました。当社の一番でその取り組みを行うことに不安もありました。「いま現在繁盛している一番店でやる必要があるのか?」「一番店で失敗したら会社の経営に不安をもたらすのではないか?」「一番店で成功しないと二番店以下の成功は絶対にありえない!」などなど様々な議論と研修と検証をしつくした結果、2020年10月16日に”4つ提供価値“を持つ「買物体験型スーパーマーケット」新マックスバリュおゆみ野店が開店しました。その後業界紙やテレビ報道等、大きな反響に驚いておりますが、地域のお客さまにもご支持をいただいております。又、この取り組みについて流通情報専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア)」の毎年恒例の企画「ストア・オブ・ザ・イヤー)」でも取り上げられました。同企画は、直近1年間で開業・リニューアルし、これからの業界の店舗開発に影響を与えるような斬新なコンセプトを持つ店舗、商業集積を、業界関係者の投票をもとにランキングして発表するものです。その中でマックスバリュおゆみ野店は、「ストア・オブ・ザ・イヤー2位」として表彰されました。非常に高い評価をいただき嬉しく思っております。下記URLがその紹介記事です。この中に「買物体験型」について分かりやすく表現されております。ご確認いただければ幸いです。https://diamond-rm.net/store/78045/
以上、全6回の「買物体験型スーパーマーケット」への挑戦のご紹介でした。

尚、今回は2023年新卒の会社説明会で使用した買物体験型スーパーマーケットへの転換についての説明動画をご準備しました。15分程度の動画になります。
是非ご視聴いただき、この取り組みに興味を持たれた方、一緒にやってみたいと思われる方は、是非当社へのエントリーをお待ちしております。

前の記事へ

買物体験型スーパーマーケットへの道のり5